トルコリラの今後の見通し

ブルーモスク-スルタンアフメト・モスク

どちらかと言えば明るい兆しのトルコリラ

トルコリラは今が大底?

トルコリラの今後の見通しがどうなるのかという点は、専門家でもなかなか明言できないほど、予測が難しい傾向があります。

しかし、今が歴史的な割安水準となっているという点では為替のプロも一致していると言えるかもしれません。

では、なぜ為替の専門家が今後の見通しを明言できないのかと言いますと、まさに今が為替相場の大底(Bottom)の水準であるかどうか判断しにくいからです。

というのは、為替相場が大底(Bottom)を抜け出して上昇に転じているのであれば、これからは値上がりするでしょうと言える訳です。

しかし、為替相場がまだ大底(Bottom)を抜け出して上昇に転じていない状態では、もしかすると更に値下がりしてしまうかもしれないという不安がまだ残ってしまうからです。

ブラジルレアルは大底を打った

つまり、例えばブラジルレアルの場合には、昨年の1月が為替相場が大底(Bottom)で、それから相場は上昇に転じてきていると言える訳なのですが、トルコリラの場合には、ここが大底(Bottom)であったと明言できるような状態にはまだなっていないということです。

そして、このブラジルレアルとトルコリラの中間に位置しているのが、メキシコペソであると言えるかもしれません。

すなわち、メキシコペソの場合には、今年の1月が大底(Bottom)で、為替相場はそれ以来上昇を続けているわけですが、トルコリラの場合には、今年の4月ごろ最安値を記録していますが、為替相場はまだ低迷を続けているという状況になっています。

トルコリラは上昇気配

しかし、トルコリラの為替相場には最近良い傾向が出てきているということも言えます。

すなわち、欧州の景気が良くなってきていますので、ヨーロッパ諸国を最大の輸出先としているトルコは、その恩恵を蒙ることになると考えられます。

さらに中東情勢が好転してきていることは、トルコの地政学的リスクを軽減しますから、これもトルコリラの為替相場には良い材料になる訳です。

ただし懸念材料も…

それでは、トルコリラの為替相場に対するマイナス要因は何かと言いますと、トルコのエルドアン大統領の独裁化が強まっていることであるという専門家の意見もあります。

すなわち、強権的なトルコのエルドアン大統領が中央銀行の政策に介入するのではないかと懸念されているわけなのです。

しかし、大統領の権限が強いということは、経済政策を一気に推し進めることができる体制であるということでもありますから、一概に悪いとは言えなく、今後のトルコリラの為替相場にプラスに働く可能性があるとも考えられます。

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